ホロスコープ内の天体をつなぐ赤線、青線のことをアスペクトと言います。
代表的なものをメジャーアスペクトといいます。
(30.60.90.120.180など30で割り切れる)
これ以外のものを、マイナーアスペクトと言います。
代表的なアスペクトと、それによてできる形を紹介します。
赤線 ハードアスペクト
ホロスコープの中の赤線や、それによってできる図形です。
違う要素同士の結びつきなので、葛藤が起こることもありますが、ものごとをなし得るためには必要不可欠です。
相性でみれば、自分と違う要素を取り入れざるをないので、ドラマチックになる事も多い相性です。
180度 オポジション 衝

180度で真っ向から向かい合う状態
一般的には対立と読みますが、(火ー風)か(水ー地)、男性性か、女性性か、どちらかの統一軸で起きるため、90度で起きるスクエアの関係より、折り合いがつきやすいです。
自己表現に必要なアスペクトで、対立とはいえ落とし込みやすいです。
グランド・クロス

180度が2つある強大なアスペクト
活動宮(羊、蟹、天秤、山羊)、不動宮(牛、獅子、蠍、水瓶)、柔軟宮(双子、乙女、射手、魚)のどれかで起こり、4つのすべてをつなげているので、エネルギー過剰になります。
ならざるを得えないので、上手に使う方法が必要です。社会を変えるようなエネルギーになりうる強大なアスペクトです。
Tスクエア T型十字

180度と90度で作られるアスペクト
赤線ばかりですが、能力のある人の定番アスペクトです。
90度 スクエア 葛藤、選択、転換

90度で作られるアスペクト(葛藤)
違う火/水、風/土など、違うグループで起こるけど、同じ行動様式(活動)の星座間で起こります。
落とし込みしずらいので、葛藤・イライラに繋がる事が多いですが、いわるゆギャップとして使えるアスペクトです。
多くの人に見られる定番のアスペクトです。
青線 ソフトアスペクト
ホロスコープの中で青線で繋がれてる線や、それによってできる図形です。
似通った要素で繋がれます。葛藤が少なくスムーズです。
相性でみればドラマチックさはありませんが、気楽でリラックスできる関係になります。
自己完結能力が高いので、傍からは甘えて見られるので、嫉妬・妬みを引き受けない工夫や、適度な自己鍛錬が必要になります。
120度 トライン 発展と幸運

120度 発展と幸運のアスペクト
火なら火(羊、獅子、射手)、水なら水(蟹、蠍、魚)など、同じグループの中で2つが仲良く調和している状態です。
グループ内で行動様式(羊=活動タイプ、獅子=不動タイプ、射手=柔軟タイプ)は違うけど、目指すところや動機が似偏ってます。
ウマがあい、順調に物事を進めることができます。
グランドトライン 幸運の後押し

120度が3つの大三角形
1つあるだけでもラッキーなトラインが3つ・・・!
いうまでもなく相当に幸運なアスペクトです。
同じ元素で成り立つので、火/風/水/地の、いずれかのグランドトラインになります。
緊張や、対立を極度に嫌う事なく、必要なことを受け入れれば、手に入れられるものが多いでしょう。
60度 セクスタイル

120度の半分 60度
120度のトラインより、創意工夫する能力が高いです。
火/風/水/地、活動/不動/柔軟は違っても、動(男性宮)静(女性宮)の要素が一緒です。
スタンドプレーでなく他人とよく協力し、生産性を高める人です。
太陽と月がこのアスペクトだと、表裏がない人になります。(有名人だと浅田真央さんなど。)
吉凶混合?!あなた次第で生かすべし!
青線でも赤線でもないアスペクトをいくつか紹介します。
0度 コンジャンクション(合) パワー倍増 吉凶混合
2つの天体がくっついている状態
10天体のうち2つ(もしくは3つ)が一緒です。嫌でもその部分が強調されます。無意識でもカラーが滲み出ます。
コンジャンクションは、2つの天体がくっついている状態で、天体同士のパワーレベルで言えば最強クラスです。
2020年は、山羊座で数多くのコンジャンクションが生まれるので、山羊のパワーが強い年と言われています。

*オーブ(天体同士の差分)3度か5度か天体のより諸説ありますが、近ければ近いほど強力です。
150度 インコンジャンクト 妙に惹かれる

何ひとつ被らない関係=150度の関係
12星座を、男性性/女性性か、活動/不動/柔軟、火/風/水/地で区別した時に
何ひとつ被らない関係が、自分から見て2つ生まれます。
それが150度(インコンジャンクト)です。
そのために、150度で2つが繋がっていれば、理解するために嫌でも後天的に努力する能力が磨かれます。
相性でいえばいい・悪い・同じでもなく、全く相手の事が分かりません。
それが理解するための行動であったり、妙に惹かれ合う関係に繋がる事があります。
ヨッド 専門家分野で能力を発揮

60度と、150度でできるアスペクト
限られた分野で能力を発揮します。
「神の手」とも呼ばれてます。「神が用意した道」「神はその道以外は許さない」というある種の葛藤も伴います。
縁のない分野にはからっきしの人も多いので、 自分の才能と道を受け入れる覚悟が必要なアスペクトかもしません。(有名人だと米津玄師さんなど。)
もはやこじつけ?!割ったり足したり❓マイナーアスペクト
360度の円を、5で分割して、8で分割して、2人のホロスコープを足して割って・・・と占星術では色々と合体させたり、分割していきます。
たまに、こじつけじゃないの?と思う事もありますが(笑)
その中でも、信ぴょう性のあるアスペクトを1つ紹介します。
72度・144度 キンタイル・バイクインタイル 創造性

5(創造性の塊)で割ったアスペクト
数秘術などでも有名ですが、5は非常に創造性が強い数字です。
360度の円を5で割ります。
1つが72度になります。
72度のクインタイル、72度x2の144度をバイクインタイルと言います。
寸分なく72度のクインタイルがあれば、創造性が豊かな人になります。
バイクインタイルでは、創造性が外側に向く事が多いようです。
どちらにしろ、何かしら表現のはけ口が必要です。
この72度アスペクトですが、ある人には2つ、3つありますが、縁がなければ全く見当たらず、本人にも自覚を伴うものなので、信ぴょう性があります。
これはマイナーですが、効力のあるアスペクトです。
*オーブ(天体同士の差分)3度と書かれてますが、1度くらいで見た方がいいです。
アスペクトの複合でできる三角形や四角形
赤線・青線 混ぜ混ぜで、三角形や四角形ができます。
ここではサンプルを少しお見せします。
ミスティックレングス

180度のオポジションx2+120度のトラインx2
強い生産性と、応用能力があり、作家やクリエーターに多く見られます。
吉凶混合で、絡み合い、でも4角形をキッチリ為してる形そのものが、既にミステリー小説みたいですね。
カイト

大三角形+1つの180度
大三角形の調和したエネルギーが1点に注がれることになります。
ここの部分の天体、テーマ、ハウスが大事になります。
人生のすべてをかけるような大きいテーマが必要です。
オーブ(差分)に関して
ホロスコープ上での、天体の許容度数。
当たり前ですが、ずれが少ないほうが効力があります。
メジャーアスペクト(赤・青線)は0-6度くらい、マイナーアスペクトは0-3度くらいで考える人が多いです。
まとめ
ソフトアスペクト(青線)が多めだと、自己完結力が高いです。矛盾を抱えず過ごせますが、甘えすぎず邁進しましょう。
ハードアスペクト(赤線)が多いと、悩みや自己矛盾を抱えることが多いですが、それを克服して所以の成功に繋がることが多いです。
一般的な占いの相談というのは、ハードアスペクト持ちの方が多いかもしれませんね。